FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学 (集英社新書)人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学 (集英社新書)
(2004/01)
広瀬 弘忠

商品詳細を見る


出版社/著者からの内容紹介
地震や火災など、予期せぬ災害に遭遇すると人間はどんな行動をとるか。心理学的アプローチと過去の事例から、危険を回避する具体的な方策をアドバイスする。危険な時代を生き抜くための必読の書。

題名どおりの内容ではない、災害心理学の入門書的な位置づけで、災害時に典型的にみられる個人あるいは群衆の心理、避難行動などについて書かれている。
災害をケーススタディとしており説得力はあるが、パターン化されているのはわざとこういうつくりにしたのだろう
「どんな人が生き残るか」は興味を持って読めるのでは?

最近でも同様に、チリ地震の津波によって避難勧告や避難指示が発せられたが、住民が実際に避難したかどうかは個人の危機意識によるところが大きい。
行政や報道がどれだけ周知したところで、逃げない人は逃げないのだ。

異常事態が発生して、危険が近づいているのを知った後も平常通りの判断や解釈を続け、事態を楽観視することを災害心理学では「正常化の偏見」という。

自分だけは違う、自分は正常化の偏見などない、と思う方は既にその罠に落ちている。

誰もがイメージできない「危機」は、危機と認識できない。
また、どう対応してよいかわからない危機には、対応しようがない。

地震や津波、台風や火災であれば、少しはイメージが湧くかもしれない。しかし、火災ですら、近くで火事が起きているにもかかわらず、煙が部屋まで入っているのにもかかわらず、居酒屋で平気で飲み食いしている人がいることだってあるそうだ。

さて、だれが、放射能汚染の際の適切な対応をご存知ですか?
火山が噴火したら、このあたりは何か被害があるんですか?
どこかからミサイルが飛んでくるようなときはどうすれば?本当に知らせてもらえるの?
お風呂に入っているときに地震があったら?

などと、考え出すときりがありませんが。
まずは想定される危機に対して、その地域でどの程度の被害を受けるのかなど、正しく被害を知ること。
そして、できる限り対応を知っておく、一度でもどうするか考えておくことが必要になってきます。

災害を必要以上に恐れることなく、また軽く見ることなく、正しく恐れ、正しく対処できるために。

FC2blog テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

【2010/04/30 06:03】 | ノンフィクション トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。